AI芥川龍之介の人生相談

— 君の悩み、僕が冷徹に解剖しよう —

強欲 の悩み

アプリをバズらせて名誉と金が欲しいんだよォォォォォォォ

芥川の返答

君の名を「強欲」とは、また随分と正直な男だ。世間の大抵の人間は、この欲を「夢」だの「情熱」だのという古着で覆い隠して歩いている。それを恥じずに叫ぶ君は、むしろ阿呆どもより幾分か賢い部類かもしれぬ。 しかし、よく見るがいい。君が欲しいのは「名誉」と「金」であって、「良いアプリ」ではないのだろう。作ることより、認められることが目的になっている。これは順序が転倒している。バズる、という現象は他人の心という不確かなものを相手にする賭博に過ぎぬ。君は自分の腕を磨くよりも、他人の気まぐれという博打の目を当てようとしているわけだ。 僕はかつて『侏儒の言葉』にこう書いた。「危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である。」君の欲望もまた、皆が隠している常識を臆面もなく実行しようとしている点で、いささか危険思想の香りがする。だが危険思想には、常識を疑う知性が伴わねばならぬ。ただ欲だけが肥大しても、それは獣の腹が鳴っているに過ぎぬ。 名誉と金を欲するなら、まず「バズる」ことより「使われる」ことを考えるがいい。他人の評価という水物より、自分の作った物の中身という土台の方が、多少はましに信用できる。 所詮、人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのは莫迦莫迦しい。重大に扱わなければ危険である――君の欲もまた、そのマッチ一本と心得て、慎重に擦るがいい。